衆議院解散に垣間見える、生活者目線で見た経済政策の優先順位
衆議院解散が近い、というニュースが出るたびに、
市場では「〇〇トレード」「△△相場」みたいな言葉が飛び交う。
株をやっている人にとっては、
「次は何が上がるか」
「どこに資金が向かうか」
が関心事なんだろう。
でも、正直に言うと、
生活者の立場から見ると、そこじゃないと思っている。
経済政策と生活実感は、なぜズレるのか
政府がよく言うのは、
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経済の活性化
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成長戦略
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賃金アップ
どれも聞こえはいい。
ただ、今、身の回りで一番つらいのは何かといえば、
毎日の生活コストだ。
・スーパーでの食料品
・光熱費
・日用品
賃金が多少上がったとしても、
円安と物価高で、ほとんど相殺されてしまう。
「経済は良くなっている」と言われても、
財布の中身は軽くなる一方、
という感覚を持っている人は多いはずだ。
国債発行と円安のツケは、誰が払っているのか
国債を発行して景気を刺激する政策は、
短期的には分かりやすい。
株価も上がりやすいし、
「やっている感」も出る。
でも、その裏で起きているのは、
円安による輸入物価の上昇だ。
日本は
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食料
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エネルギー
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原材料
その多くを輸入に頼っている。
つまり、円安が進めば進むほど、
生活者の負担が増える構造になっている。
この状態で
「賃金を上げましょう」
と言われても、
順番が逆じゃないかと思ってしまう。
今、優先すべきは「賃金」より「生活の土台」
今の日本で、本当に優先すべきなのは、
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食料の安定供給
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価格が乱高下しない仕組み
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生活必需品のコスト抑制
特に、食料だ。
食べることは、
景気が良くても悪くても、
誰もが毎日必要なもの。
ここが不安定なまま、
経済成長や株価だけを語っても、
生活者の不安は消えない。
食料自給率の向上や、
農業の地道な改革は、
派手さはない。
でも、今の日本には、
こうした土台づくりこそ必要だと思う。
「トレード視点」と「生活視点」は違う
選挙や解散が近づくと、
どうしても相場目線の話が増える。
それ自体を否定するつもりはない。
ただ、
株で勝てるかどうかと
生活が楽になるかどうかは、
まったく別の話だ。
生活者として見たとき、
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円安は止まっているか
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食料品は安定しているか
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固定費は下がっているか
ここが改善しない限り、
「経済が良くなった」とは言えない。
おわりに
衆議院解散や政権の動きは、
確かに相場には影響する。
でも、生活者にとって大事なのは、
明日の株価より、明日の食卓だ。
経済成長を語る前に、
まず生活の土台を固める。
地味だけど、
今の日本に一番必要なのは、
そういう政策じゃないかと思っている。

